はねっこ文庫プレビュ−

デジ・ポンタ

(第十六巻 〜 第二十巻)

題名 作者冒頭

初めての海外旅行 デジ・ポンタ著 初めての海外旅行は、会社の出張でした。海外出張を何度も経験している方と一緒であったので、少々、不安もあったが、なんとか一週間ほど、北米をうろうろ出来たのでした。 まず、成田空港について、航空会社のカウンタへ行くと、予定していた便が、欠航になっていたので

奇譚 瀬村裄片著  いやはや、それ自体は何ら不思議なことではなかった。  私自身は、その時、大初位で造酒の令吏をしていた友人の家に行く途中で、そうだな、たしか高辻小路の馬代との交わり辺りを歩いていたのであった。その日は運悪く車の調子が悪いかで、歩いていくし

水車と雨音 瀬村裄片著  急に雨が降りだしたので、自分は近くにある軒の下へと駆け込んだ。駆け込んだ場所、それは水車小屋で、水で水車の回る小気味いい音がゆったりとテンポをもって響いていた。雨音と水車の音が交錯する中で、早く、早くやまぬかと待っていた。

古代文字から学ぶこと デジ・ポンタ著 古代文字と言っても、沢山あるのだが、そもそも当時、話されていた言語とも大きく関係があるとも言えるが、本文では、残された古代文字を基点としてものごとを考えるのである。多くの古代文字の文法には、格変化というようなものがあり、現代語にも格変化あるもの、大分、多数に渡っているのであ

サッカラ之旅(一) 瀬村裄片著  駱駝に乗って数千里、永らく旅をして来たものだ。セリマオアシスからやっと、サッカラに辿り着いた。サッカラの町並みは川と、その肥沃な耕地を抱えて屹立していた。この街では、ケメトではありきたりな氾濫原での農業ではなく、普通の耕地農業を潅漑で行なっている。その点で珍しい所である。

(C)2002-. Hirofumi Inomata